フィデューシャリー・デューティー
フィデューシャリー・デューティーとは、直訳しますと「受託者の忠実義務」といい、「信認を受けた者による履行すべき義務」を指します。当業界では『顧客本位の業務運営』と解釈されております。
弊社が考える「顧客本位の業務運営」とは、経営理念及びビジョンの遂行にあたり、お客様並びに地域社会の皆様と二人三脚で協働することであると認識しております。弊社は顧客本位の業務運営の履行において、下記事項の取組についてお客様並びに地域社会の皆様にお約束をしますと共に、この約束こそ弊社がご提供しますお客様サービスの根源であることを宣言します。
お客様の最善の利益の追求
弊社が掲げる経営理念及びビジョンは、正にお客様の利益を最優先する考えから生み出されたものであり、お客様の犠牲が弊社の幸せをもたらすとは考えておりません。
弊社では高い職業倫理を持たせるべく社内教育を実施しており、経営理念及びビジョンの重要性、すなわち、お客様の利益こそが弊社の利益の源泉であることを訴え、お客様本位の業務運営の大切さを徹底付けております。
更に、お客様が金融商品のお取引又はご契約等をするにあたり、弊社ではお客様のニーズを適える金融機関、金融商品並びに、当該金融機関が提示する手数料等の比較をさせて頂きます。金融機関等の比較は、弊社が証券会社や保険会社とは異なる独立した立場にあるからこそ可能であり、弊社が考えるワンストップサービスの礎といえるものであります。また、弊社が各証券会社から受取ります報酬率について開示をしており、お客様が各証券会社に支払う手数料の何%が当社の報酬となるかについて明らかにしております。
利益相反の適切な管理
弊社は、お客様の利益を不当に害する取引によりお客様の利益が損なわれることがないよう「利益相反取引管理方針」を策定し公表をしております。
特に、弊社は証券以外にも保険や住宅ローン、確定拠出年金といった多様な金融商品を取扱っておりますので、その取扱いに際しては慎重に利益相反の該当有無について判定をしております。
手数料等の明確化
お客様はお取引やご契約となりました時に、取引先又はご契約先の金融機関が提示します手数料等について、当該金融機関に対してご負担頂くことになります。ご負担となります手数料等につきましては、弊社がお取引又はご契約時前にその対価となりますサービスの内容を含めて分かり易くご説明致します。更に、複数の金融機関が同種の金融商品を取扱っている場合は、お取引事前に手数料等の比較の提示をさせて頂きますので、お取引やご契約におけるご判断の一環としてご利用下さい。
ちなみに、弊社はお客様がお取引先やご契約先の金融機関にお支払いした手数料等の一部を報酬として受取ります。
詳細は、弊社が金融商品取引法第66条の11に基づき作成します「金融商品仲介業に関する明示事項」並びに、お取引先又はご契約先の金融機関が作成します「目論見書」「ご契約のしおり・約款」「契約締結前交付書面」「販売用資料」「目論見書補完書面」等をご覧下さい。
重要な情報の分かり易い提供
弊社は、お客様へのアドバイスに際しお客様本位の業務運営を進める為、お客様の投資経験や金融知識、金融資産の規模や目的にあったサービスに努めます。つきましては、お客様がご理解ご納得するまで何度でもご用命頂きたいと思っております。
弊社は、当該履行についてフェイス・トゥ・フェイス(顔と顔を合わせる関係)が重要であると受け止めております。つまり、お客様と担当者が十分に分かり合うことこそが、お客様にとって″ベスト・プラクティス(最も最善な方法)″を創造しうるものになると考えております。よって、お客様並びに地域社会の皆様と長期に亘る深いお付き合いを構築する為、弊社には原則転勤がありません。また、従業員退職に伴う引継ぎ、お客様の満足度を引上げる目的並びに、お客様からのご要望がない限り、担当者の変更をすることは原則ございません。
お客様にふさわしいサービスの提供
弊社は、お客様の投資経験や金融知識、金融取引をする目的や財産状況等を十分に調査した中で、お客様にとってふさわしいと思われる金融サービスを推進致します。
弊社は、証券、保険(生損保・地震補償保険)の媒介等、住宅ローンの取次、確定拠出年金の紹介や導入支援等を取扱う「総合金融窓口サービス機関」であり、多様な金融商品を豊富に取り揃えております。また、弊社はIFAとして、保険代理店として、証券会社や保険会社等とは異なる独立的な立場に存しますので、取引をする金融機関並びに金融商品の比較や選別等について、客観的な視点でアドバイスをさせて頂きます。
弊社は、ご提案しましたアドバイスがお客様にとりまして″ベスト・プラクティス″と認めて頂けることこそ、最大の喜びであると考えております。
従業員に対する適切な動機付けの枠組み等
お客様への資産運用やライフプラン等のアドバイスを担当します証券外務員及び保険募集人は、請負契約や業務委託契約にある個人事業主ではなく、雇用関係にある従業員であります。雇用とする理由は、金融商品取引法第66条の9に規定される名義貸しの禁止、保険業法第275条第3項に規定される保険募集の制限のうち再委託の制限についての遵守によるものです。また、フィデューシャリー・デューティーやコンプライアンス等に係る責任所在は、個々の証券外務員や保険募集人ではなく弊社に帰属する旨を明確にする為です。歩合外務員につきましては、雇用ではありませんが、同員に対し業務の委託はせず、社員と同等レベルの管理・教育・指導等を執行している且つ、当該責任所在は弊社に帰属します。
更に、従業員には高い職業倫理を持たせると共に、経営理念及びビジョン遂行における意思共有を図るべく、代表取締役社長が講師となりトップダウン形式で研修を実施している且つ、多様な金融商品を取扱うにあたっての高度な専門知識を習得する意図から、証券会社や保険会社を招く又はリモートによる社内勉強会の開催や外部研修の参加を推進しております。
一方、弊社は複数の金融機関の金融商品を取扱う乗合の金融機関であることから、従業員への評価はお客様がどの金融機関で取引をしても優劣がつかない方法を採用しております。これは、従業員がフィデューシャリー・デューティーを忘れ、自分本位による金融機関の推奨や金融商品の勧誘等を防止する為です。
また、弊社では従業員に特定の金融商品の販売を強要したり、ノルマの設定をしたりすることはありません。理由は、ノルマの達成が業務の目的となってしまい、お客様本位のサービスが形骸化してしまうことを警戒するからです。弊社は手数料収入に偏重した評価を行わず、経営理念及びビジョンに基づいた貢献性やコンプライアンスの観点を考慮した総合的評価を採用することでお客様本位の業務運営に最大限努めてまいります。
反社会的勢力に対する基本方針
暴力や威力及び詐欺的な手法を駆使し経済的利益を得る個人又は集団(以下、「反社会的勢力」という)に対する被害を防止する為、当該勢力との関係遮断を明文化し、全役職員が一団となり、企業運営の健全性を維持すべく、当該基本方針を遵守します。
当社は、反社会的勢力との関係を一切持ちません
当社は、反社会的勢力からの介入や証券市場への関与を断固拒否します
当社は、反社会的勢力からの不当要求には一切応じません
当社は、反社会的勢力との資金提供を行いません
当社は、反社会的勢力による被害防止から、警察を始めとする外部機関等と連携し、適正に対応します
当社は、反社会的勢力の遭遇又は、顧客の言動や自宅の様相等、反社会的勢力の疑義を察知した場合は、速やかに「(財)暴力追放愛知県民会議」又は、「(財)岐阜県暴力追放推進センター」に連絡します
お問い合わせ先
『だいとく投資ビレッジ コンプライアンス室』
Tel 052-957-5851